携帯電話落として警察に届け出 SIMカード不正購入発覚で山口組傘下組員を再逮捕

　兵庫県警姫路署は２８日、暴力団員との取引を拒否している通信事業者から、暴力団員であることを隠して携帯電話のSIMカードを購入したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員（２８）＝兵庫県高砂市＝を詐欺の疑いで再逮捕した。男は今月１８日、酒気を帯びた状態で車を運転したとして、運転道交法違反（酒気帯び運転）の疑いで県警高砂署に逮捕されていた。

兵庫県姫路警察署

　男は２０２３年９月１８日ごろ、暴力団排除条項のある東京都の通信事業者に対し、インターネットを使って暴力団員であることを隠したうえ、SIMカード１枚の購入を申し込み、同２１日にカードをだまし取った疑いが持たれている。調べに対し、男は「今は何も言いたくありません」などと話している。

　２０２４年１月に男が携帯電話を落とし、警察に届け出ていたことがきっかけで犯行が発覚した。