宮崎県警は30日、今月9日に宮崎市田代町の特定抗争指定暴力団・池田組系「志龍会」の事務所で発生した射殺事件で、逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「十代目稲葉地一家」組員・吉井誠容疑者(63)=住所不詳=が、犯行当時に回転式拳銃2丁と実弾数発を所持していたとして銃刀法違反の疑いで再逮捕した。
事件当時の現場周辺
吉井容疑者は今月9日に志龍会の事務所を訪れ、宅配業者を装って入口のドアを開けさせ、1人でいた志龍会幹事長で「四代目城士会」の上津曲哲也会長(52)の胸などを撃ち、殺害した疑いが持たれている。
逮捕時に吉井容疑者は拳銃1丁を所持していて、志龍会事務所の敷地内からもう1丁の拳銃が押収されていた。
調べに対し、吉井容疑者は黙秘を続けているが、県警は拳銃の入手ルートや事件の詳しい経緯、犯行の動機など調べを進めている