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建設会社会長射殺など4事件に関与 一審で無期懲役判決の工藤会幹部 控訴審で無罪主張

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 福岡高裁で20日、2011年に北九州市で建設会社の会長を射殺するなど4つの事件に関わったとして、一審の福岡地裁で無期懲役の判決を受け、控訴していた特定危険指定暴力団工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太被告(61)の控訴審初公判が開かれた。

福岡地方裁判所

福岡地方裁判所

 この裁判は、瓜田被告が2011年に北九州市の「博新建設」会長・内納敏博さん(当時72歳)を射殺するなど、4つの市民襲撃事件に関与したとして殺人や組織犯罪処罰法などの罪に問われたもので、一審の福岡地裁は2023年5月、瓜田被告に無期懲役の判決を言い渡し、瓜田被告側が判決を不服として控訴していた。

 控訴審の初公判で、弁護側は「一連の工藤會裁判は、結論ありきの裁判」とした上で、事実誤認があるなどとして無罪を主張。一方、検察側は「論理則経験則に照らして合理的で、弁護人の主張には理由がない」として控訴棄却を求めた。

 また、弁護側の証人尋問などの証拠調べは全て却下され、即日結審した。判決は9月12日に言い渡される予定。

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