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尼崎市が山口組系司興業傘下「琉真会」会長宅を買い取り 事務所以外で全国初の事例

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 兵庫県尼崎市は22日、尼崎市南武庫之荘にある特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目司興業傘下「琉真会」事務所兼会長の自宅を買収すると発表した。

 尼崎市では山口組特定抗争指定暴力団神戸山口組の抗争とみられる事件が相次ぎ、対象の住宅でも2020年11月に発砲事件が発生している。

山口組系司興業傘下「琉真会」の事務所に発砲-複数の弾痕

琉真会会長の自宅兼組事務所

山口組系司興業傘下「琉真会」の事務所に発砲-複数の弾痕

2020年11月18日に発生した発砲事件

 記者会見した稲村和美市長は「不動産仲介業者が暴力団排除に取り組んでいるため、暴力団関係者同士で私的に土地が取引される負の連鎖がある。市が一度買い取って売却することで、民間の流通に乗せていきたい」と話している。

 尼崎市は物件を1900万円ほどで買い取る契約を来月1日に結ぶ予定で、その後売却する方針を示している。

 3月23日の本会議で審議される予定で、可決すれば暴力団事務所以外の暴力団関連施設を自治体が直接買い取る全国初の事例になる。

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