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大手ゼネコン「清水建設」社員への発砲事件 工藤會系「瓜田組」組長ら6人を起訴

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 福岡地検は29日、北九州市で平成23年2月、大手ゼネコン「清水建設」の男性社員が発砲され負傷した事件で、殺人未遂などの罪で特定危険指定暴力団・「工藤會」理事長補佐で「瓜田組」組長・瓜田太容疑者(54)ら6人を起訴した。認否は明らかにしていない。福岡県警は工藤會上層部の関与も視野に捜査を続ける。

逮捕前の瓜田太被告(2011年11月)

逮捕前の瓜田太被告(2011年11月)

 県警は瓜田被告が指示役で、他に起訴された工藤會系「五代目田中組」若頭・田口義高被告(52)を襲撃の実行犯、工藤會系幹部・金光一被告(54)を田口被告の送迎役と認定した。残る3人は犯行に使用した車両の準備などに関与したとしている。

 瓜田容疑者ら6人は2011年2月9日午後7時ごろ、共謀の上、北九州市小倉北区大手町の工事現場事務所2階に押し入り、50代の男性社員に向けて3発発砲し、うち1発を腹部に命中させ負傷させた疑いが持たれている。

 瓜田被告は2011年11月に建設会社「博新建設」会長・内納敏博さん=当時(72)=を小倉北区の自宅前で射殺したとして今年2月に他の7人と共に殺人などの罪で起訴されている。

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