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取材中の女性記者に因縁 住吉会傘下組員を現行犯逮捕 歌舞伎町「トー横」一斉補導

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 警視庁少年育成課は18日、東京都新宿区歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一角で、一斉補導の様子を取材中していた女性記者に因縁をつけたとして、指定暴力団・住吉会・十三代目幸平一家加藤連合会傘下「賢総業」幹部・河合喬容疑者(33)=住所不詳=と、職業不詳の男(24)=千葉県八千代市=の2人を東京都迷惑防止条例(粗暴行為の禁止)に反する容疑で現行犯逮捕した。

警視庁本部

警視庁本部

 河合容疑者ら2人は今月18日午後11時過ぎ、新宿区歌舞伎町の路上で、撮影していた女性記者(20代)に対し、腕の入れ墨が見える状態で、「(カメラの画像などを)消せと言ってんだろ」などと凄みながら執拗に言いがかりをつけ、不安を覚えさせた疑いが持たれている。近くにいた警察官が2人を取り押さえた。

 女性記者は当時、トー横周辺を出入りする少女らを警視庁が一斉補導する様子を取材中で、河合容疑者が自身を撮影されたと思い込み、2人で画像を消すよう詰め寄ったという。

 調べに対し、河合容疑者は「ビデオ撮影され、消せと言ったが脅したり詰め寄ったりした覚えはない」、職業不詳の男は「逮捕されるような悪いことをしたつもりはない」などといずれも容疑を否認している。

 警視庁は11日と18日、トー横周辺で深夜から翌朝にかけ少年少女らの一斉補導を実施。徘徊するなどしていた14歳~19歳の計15人を補導した。8人が北海道や静岡など5道県の出身者で、7人が都内だった。

 警視庁は、河合容疑者らと「トー横」の少年少女らとの接点についても調べている。

【追記】
 東京地検は7月26日付で河合容疑者を不起訴処分とした。地検は、不起訴の理由を明らかにしていない。

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