北海道警函館西署は30日までに、暴力団の利用を拒否している北海道函館市のホテルに偽名で予約し宿泊したとして、指定暴力団・住吉会系「富田一家七代目」幹部・花田隆範容疑者(52)=釧路町=と、知人の建築業の男(50)=釧路町=の2人を有印私文書偽造と行使、詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、花田容疑者は「泊まったことに間違いはない」などと容疑を認めている。
北海道函館西警察署
花田容疑者ら2人は他の2人と共謀して今年3月23日、暴力団の利用を拒否している北海道函館市のホテルに、暴力団幹部であることを隠して偽名で旅行予約サイトから予約し、ホテルの宿泊台帳に偽名を記入して4月2日から4日まで宿泊、客室2部屋の利用提供(利用代金税込み・2万8000円)を受けた疑いが持たれている。
暴力団の活動状況などの捜査の過程で、花田容疑者の容疑が浮上した。同署は動機や余罪を含め、共犯者など引き続き調べをすすめている。