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保釈後に許可なく約20日間住居に帰らず山口組系「倉本組」傘下組員を逮捕 全国初「制限住居離脱罪」適用

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 和歌山県警組織犯罪対策課は27日、刑事事件で逮捕・起訴され、裁判所から指定された住居から3日を超えて離れないことを条件に保釈許可を受けたにも関わらず、約20日間にわたって住居に帰らなかったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」傘下組員・青木翔也容疑者(26)=和歌山市紀三井寺=を刑事訴訟法違反(制限住居離脱)の容疑で逮捕した。調べに対し、青木容疑者は「バレないと思った」と容疑を認めている。

和歌山県警察本部

和歌山県警察本部

 青木容疑者は今年2月、風俗営業法で許可なく営業した疑いで逮捕・起訴され、今年3月27日に裁判所が指定した和歌山市内の住居から3日を超えて離れないことを条件に保釈許可を受けていたが、その後4月15日まで約20日間にわたって知人宅を転々とし、無断で住居に帰らなかった疑いが持たれている。

 別事件の捜査のため、警察官が青木容疑者の指定住居へ赴いたところ、青木容疑者がいないことが判かり、今回の事件が発覚。その後、窃盗や詐欺未遂などの疑いで逮捕、起訴され、県警の留置管理センターに勾留されていた青木容疑者を制限住居離脱の疑いで再逮捕した。

 保釈後の逃亡を防ぐため、2023年11月に改正刑事訴訟法で新設された「制限住居離脱罪」を適用した逮捕は全国初。

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