住宅に侵入し現金110万円やネックレス窃盗 新たに指示役の稲川会傘下組員を逮捕

　警視庁少年事件課は、２０２３年１２月、神奈川県横浜市の会社経営者宅で現金１１０万円などが盗まれた事件で、新たに指定暴力団・稲川会傘下組員・戸松凌也容疑者（２３）＝川崎市幸区南加瀬＝を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕した。実行役の少年への指示役とみられる。調べに対し、戸松容疑者は容疑を否認している。

戸松凌也容疑者(23)

　戸松容疑者は共謀して２０２３年１２月２２日、横浜市南区にある会社経営の男性の３階建て住宅に、実行役の１人が物置きに上って２階窓から侵入して開錠し、現金１１０万円とネックレスなど２１点（時価計約１７８万円）を盗んだ疑いが持たれている。

　犯行を目撃した女性からの１１０通報で事件が発覚。同課はこれまでに実行役の１６～２３歳の少年ら３人を逮捕していて、戸松容疑者は少年らに、「ロレックスとかあるらしいから盗んでこい」などと指示したとみられている。少年の１人は「戸松容疑者が暴力団員だったので怖くて断れなかった」などと話している。