住吉会傘下組員を路上で待ち伏せして顔を殴り重傷 同会系「向後睦会」幹部を逮捕

　警視庁新宿署は、今月７日に東京都新宿区の路上で指定暴力団・住吉会傘下組員の男性（５０代）の顔を殴るなど暴行を加えて重傷を負わせたとして、同じ住吉会系「六代目向後睦会」幹部・青山匡次こと堀内健次容疑者（４４）＝住居不詳＝を傷害の疑いで逮捕した。調べに対し、堀内容疑者は容疑を認めていて「１発殴って、男性が動かなくなり、怖くなって逃げた」などと供述している。

青山匡次こと堀内健次容疑者(44)

　堀内容疑者は７日午後５時ごろ、東京都新宿区大久保の路上で男性がビルから出てくるところを待ち伏せし、あごを殴って転倒させ、後頭部挫傷などの重傷を負わせた疑いが持たれている。男性は後頭部を強く打ちつけ、一時は外傷性くも膜下出血などで心肺停止状態となったが、現在は意識が戻っている。

　事件を目撃した通行人が「ケンカしている人がいる」と近くの交番に駆け込み、事件が発覚。同署は２人に何らかのトラブルがあったとみて調べている。