交通トラブルから停車させ男性の肩を押す 山口組系大石組傘下「松平興業」組員を逮捕

　北海道警札幌中央署は１８日、札幌市中央区の路上で車の走行をめぐる交通トラブルから、運転手の男性の肩を手で押したとして特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目大石組傘下「松平興業」組員・伊藤学容疑者（６５）＝自称・札幌市中央区＝を暴行の疑いで逮捕した。

札幌中央警察署

　伊藤容疑者は１８日午後０時４５分ごろ、札幌市中央区南２条西８丁目の路上で車を運転中、同じ方向に並走していた男性（５０代）の車の走行に腹を立てて停車させ、同乗していた２人と車を降りて口論の末、男性の肩を手で押した疑いが持たれている。男性はその場で「３人の男にからまれている」と１１０番通報し、駆け付けた警察官がその場で伊藤容疑者を現行犯逮捕した。

　被害者の男性と伊藤容疑者は面識がなく、調べに対し伊藤容疑者は「暴行した事実はない」と容疑を否認しているが、同署は引き続き、詳しい経緯などを容疑の裏づけをすすめている。