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釧路地裁北見支部(安曇大智裁判官)で16日、オホーツク管内斜里町の海別川でサケを密漁したとして、水産資源保護法違反(密漁)などの罪に問われた指定暴力団・稲川会系三代目紘龍一家幹部で「根本組」組長・根本亮一容疑者(40)=住所不定=の初公判が開かれ、根本被告は起訴内容を認めた。
根本亮一容疑者(40)
ベトナム国籍のサケ密漁グループを摘発(2024年10月)
根本被告は2024年10月2日後11時すぎ、斜里町の海別川で、複数人の共犯者と共謀して北海道の許可なくサケ29匹を密漁。根本被告は実行役のベトナム国籍の男ら5人を北海道に派遣したとされている。
根本被告は被告人質問で、実行役のリーダー格から「サケの密漁をする。人を派遣してほしい」と言われた。お金がほしくてやったと述べた。
検察側は論告で「首謀者格として果たした役割は大きい」と指摘し検察側は根本被告に懲役10か月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの懲役8か月を求め、即日結審した。判決は5月15日の予定。