北海道警は、北海道滝川市の飲食店経営者ら30人に「みかじめ料」名目で現金を支払わせていたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」組員で、二代目「正道会」幹部・三浦昭三容疑者(45)=滝川市=と、会社役員の男(42)=同=に再発防止命令を出した。2人は滝川市内の飲食店経営者ら30人に「みかじめ料」名目で現金を支払わせていて、暴対法に基づく中止命令を受けていた。
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道警は今回、2人が中止命令の出ていない別の店に対しても「みかじめ料」を要求する可能性が高いとして、新たに再発防止命令を出した。2人は毎月数千円から1万円を受け取り、10数年前から支払っていた人も含め、これまでに総額は数百万円に上るとみられている。
再発防止命令に違反した場合、暴力団員は3年以下の懲役または300万円の罰金、一般人の場合は3年以下の懲役または250万円の罰金が科される。道警は飲食店などを中心に広く捜査するとともに「被害にあった事業者はに相談してほしい」と呼びかけている。