さいたま市のバー男性経営者殺害 指名手配の男2人が出頭 殺人容疑で逮捕

◀◀関連記事

　２０２４年１２月に埼玉県さいたま市のバーで、このバーの経営者・常本正昭さん（当時５５）を殺害したとして、指定暴力団・住吉会系八代目平塚一家幹部で、「生井組」組長・生井雄樹容疑者（４１）ら男３人が殺人容疑で逮捕された事件で、１９日に指名手配していた男２人が埼玉県警岩槻署に出頭し、殺人容疑で逮捕された。

左・三田魁斗容疑者(24) 右・市川晃慈容疑者(23)

　逮捕された２人は、常本さんの殺害後に現場から逃走していた会社員・三田魁斗容疑者（２４）＝さいたま市見沼区深作５丁目＝と、飲食店経営・市川晃慈容疑者（２３）＝大宮区天沼町１丁目＝で、１９日に指名手配して行方を追っていたが、２０日午後に岩槻署に出頭し、逮捕された。、２人は、「ニュースを見て出頭した」と話し、市川容疑者は「これ以上逃げてもしょうがない」などと話している。

　この事件は１２月２４日正午ごろ、すでに逮捕されている生井容疑者から「男性が意識ない」と１１９番があり、救急隊員が駆け付けたところ、店内で常本さんが頭から血を流して倒れているのが発見され、その後、搬送先の病院で死亡が確認された。常本さんは頭部から出血していたほか、全身に殴られたようなアザがあり、店内は椅子やテーブルが倒れるなどしていた。

　２人は生井容疑者と密接な関係にあったといい、犯行の動機や事件の詳しい経緯などを捜査している。